会社員が書く雑記

雑記中心。気ままに書いてくよ

うつ状態の間はどう過ごしていたのかと回復したときの話

うつ、そして休職へ…

 私は以前うつ状態になり会社を休職した。それ以前にも転職したら状況が好転するかと考え休職をする前に転職活動も行っていたのだが、転職ができないうちに心が悲鳴を上げ始めた。


 今思えば大したことのないことでも情緒が不安定になり、人前であることも憚らず涙が流れた。それを見かねた上司や同僚に心配され、急遽病院へ行かされることになった。

 私は当時営業職だったので仕事から離れることはできないと考えていた。営業が休むことで担当の仕事のすべてが停滞してしまうからだ。しかしたくましい同僚や後輩が仕事を全部引き受けてくれ、休むことができた。


 多大な迷惑をかけたがおかげさまで今こうして元気になれたので感謝をしている。


 一部の方からは職場を離れずに簡単な作業をしていた方がいいのではと言われた。もしかするとそうなのかもしれなかったが、私は休息を取り完治することを目指した。どちらでもいいと思う。


 休み始めたばかりのころ、仕事の引継ぎに関する電話がよく鳴った。忘れていたことや不安から避けてしまっていたことを思い出して伝えるのは辛いことだった。仕事を忘れたり避けたりすることなく通常通り対処しておけば問題は起きなかったのだが、それができなかった時点ですでに鬱状態だったのかもしれない。

 

休職中の過ごし方

 日中の過ごし方としてはひたすら体を横にし眠っていた。何もする気が起きず、体が眠りを求めていたように感じた。医者から出された薬はいわれた通りの量を守り飲んだ。


 それまでも安定剤は飲んでいたが、きちんと治したいと思っていたので新しい薬だけを飲むことにした。


 私の場合不眠にはならず、どちらかというと過眠の症状が出た。日中ずっと寝ていたのだが夜になればまた眠気がやってきて布団に入れば眠ることができた。

 日中は「日光に当たらないとよくないよ」という言葉もどこかで聞いていたので、日当たりの良い場所で寝ていた。実家で飼っていたチワワがよく横にくっついてきたので一緒に寝ていたと思う(おとなしくていい子である)。


 今現在も私のようなうつ状態の知り合いがSNS上にいる。彼又は彼女は休むことを考えていないのか、よく人に会ったりスポーツ観戦に出かけるなど活動的に過ごしている。

 

 それが気晴らしになっているのならどんどんやって不安や緊張をなくした方がいいだろう。

 

 しかし私自身は社交的かつ活動的という生き方から一切身を引き、誰とも合わずどこにも行かず、文字通り夢を見て過ごしていた。夢の内容は全く覚えていないのだが毎日夢を見ることが楽しみだったと言ってもいい。


 そんなふうに過ごしていてうつはよくなるのか、と不安に感じることもあった。
しかし幸か不幸か将来のことを考える力さえなかったため、ほんの少しだけ不安に感じるだけだった。


 体を横にしながら、営業時代に聞いていたラジオの中で瞑想に関することを取り上げていたことを思い出していた。


 時間だけはたくさんあったので、寝ながらではあるがひたすら呼吸の数を数えるという瞑想の真似事はしていた。おそらくそれが精神的な疲労を取り除く働きに一役買っていたのだろうと思う。


 呼吸の数を数えることで、不要な考え事をせずに済んでいた。頭の中でぐるぐると考え事を繰り返せばいくら体を休めていたとしても心労が絶えない。

 

 

周囲の反応

 寝てばかりいる自分に対する周囲の反応はどうだったのか?

 

 はっきり言って最悪だった。


 その時点で私には婚約者がいた。婚約者の両親には叱咤され、婚約者には将来への不安で泣きながら責められた。

 

 うつ状態の人間に対して「なぜそんなことをしたのか」とか「なぜ勝手に判断したのか」とか言うのは勘弁してほしかった。とにかくしんどくかった思いしかなく散々ではあるが、まだまだ理解を得づらい現代社会なので当然だという感覚はあった。


 別れ話だってあったが、どうでもいいとさえ思っていた。そのような結果は訪れずに済んだのだが当時は本当にどうでもよかった。


 うつ状態ではこのように周囲を裏切り傷付け、そのことで自らを責めてしまう悪循環に陥りやすい。何もできない自分が嫌いだ、誰かを傷付けるのは自分のせいだ、とにかく自分はだめなやつだ、等々。


 私は前述した瞑想の真似事のおかげで自らを責めるまでには至らなかったからまだマシな方だった。

 

 おそらく私以上に辛い境遇にいる人はたくさんいるだろう。だけど人生を諦めないでほしい。症状が改善すればまるで生まれ変わったかのように人生が好転するのだから。

 

きちんと休んでください

 鬱状態を改善するうえで大事なことはきちんと休息を取ることだと思う。


 何かしようと自分に強制するのではなく、何かしたいと思えるまできちんと休んだ方がいい。だから先にも書いた"人に会いに行く"ことや"スポーツ観戦しにいく"ことをしている知り合いに対しては"休めばいいのに"と思っている。


 うつ状態であるときは何かしようと思っても体がうまく動かないから何もできない。何もできない自分を責めたくなってしまう。


 だけど別に何もしなくたっていいじゃないか。頭で考えたことだけを優先して心の声を無視してきた結果そうなったのだから。


 「うつで休職なんてこれから新しく生き直すチャンスでしかない」。迷惑かけた人たちには本当に申し訳ないのだけど、そんなふうに思って過ごせばいいんだと思う。

 


 私はちょうど雪が融けるのと同じ時期にうつ状態から脱することができた。


 心のどこかで私は本当によくなるのだろうかと思っていたのだが、実際によくなってみるととても不思議な気持ちになった。

 

 体は軽く自然に笑みをうかべ自ら周りに「元気になった」言った。休職前は明るく話すということもしなかったのだが、快復後は自然と明るく話すようになった。

 まさに生まれ変わった気分である。

 

復職へ

 仕事に関しては同じ会社で、営業を離れ違う部署に配置していただいた(営業職で培った広く浅いノウハウは腐らせずに済んだ)。


 会社には感謝してもしきれないだろう。


 順調に新しい仕事を身に付けながら、雑用に近い仕事をこなす日々が続いた。前向きに職場に通う日々が続き、少しずつ大事な仕事も任されるようになった。まだまだ大したことはやれないけど自分の人生を誇りに思う。


 現代社会はスマホの普及による情報の氾濫や人間関係の複雑化でどんどん生きにくくなっているだろう。

 今日もどこかで学生がSNS絡みのいじめを苦に命を絶つという内容のニュースを見た。とても残念に思う。


 何が正しい情報なのかわからなかったり、他人との繋がりにうんざりすることもあるだろう。道に迷ったり挫折をしたりすることもある。

 

 でも人生はもっとシンプルなはずだ。とりあえず生きてさえいればいいのだから。


 もしも自分と似た境遇の人がいれば少しでも励ましになればと思い書いた。拙い文章で申し訳ないがここまで読んでくれてありがとうございます。

 

 また何かあれば書きたいと思います。