会社員が書く雑記

雑記中心。気ままに書いてくよ

「やる気ないっすわ」と堂々と思う。やる気が出ないのはある意味当たり前のことだから問題ない

 学業・仕事・趣味、どれに対してもやる気がわかず、ぼんやりとそれらと向き合う日々。その結果どれに対しても情熱を向けられず、楽しい毎日など考えられもしない。
 昔から好きなことに精進しそれなりの結果を得ている人等、情熱を注げる対象を持っている人と比べ、自分は失敗した人生を送っているのだろうかと憂う。

 心配しなくてもいい。人生なんて大概がそんなもんだ。
 夢中になれることがある方が稀なのだ。もし夢中になれることがある人は、それはとてもラッキーなことだ。精進すればよろしい。

 私などこれまでの人生で、何に対しても本気で取り組まずに生きてきた。結果として何のエキスパートにもなれず、憧れの専門職は単なる妄想になってしまった。
 どれに対しても「本気になれない」なんて考えて、気持ちがうやむやなままとりあえず取り組むことをスルーした結果である。

 今思えば、「好きなこと」「本気で取り組めること」といったことに、それほどこだわる必要はなかっただろう。
 学業に関しても、ぼんやり学生生活を送っていたとしても様々な科目が勝手に用意される。やる気がないからと本当にサボり、わざわざ学ぶ機会を無下にする必要はない。とりあえず片っ端から手をつけ、せめて単位を取得できるくらい取り組んでみてもよかったのだ。
 「勉強は嫌いだけど、動画は好きだ」と考え、動画制作に多大な時間をつぎ込んだとして、それだけで生きていける保証はない。
 生きていくために取り組むことを、わざわざリスクを取って一つに絞る必要はないのだ。

 「好きなことで生きていく」という聞こえの良い言葉が世の中に溢れ、若者を触発する。
 それを体現しているような職業「YouTuber」は子どもたちの憧れになりつつあり、俗にヒカキンキッズと呼ばれるような小学生YouTuberも多く生まれた。
 別に「YouTuber」を否定する気はない。私もYouTubeが大好きで、様々なチャンネルを登録し、更新を楽しみに待つ身である。
 ここで言いたいのは、彼らとて好きなこと"だけ"で生きているわけではないということだ。
 動画制作は好きだと思うが、それ以外のことも好きで楽しく取り組んでいると言えるだろうか。

 動画の企画を考えること、撮影機材を揃えること、所属事務所での人間関係、視聴者のニーズを捉える技術。ここには動画では語られない、クリエイターとしての教養があるのだ。
 動画の企画に関して言えば、自身の持つ知識の中から企画をひねり出さなければいけない。動画の更新頻度は、プロYouTuberであれば毎日でもいい。そうなれば、毎日更新できるだけのネタを思いつかなければ、動画の企画を考える事さえままならない。
 撮影機材はどうする?親御さんは買ってくれるだろうか?それともiPhoneひとつで撮影できるものに限定するか?
 私もYouTuberには興味があるが、動画撮影に関して考えるだけで気持ちが萎えてくる。
 「好きなことで生きていく」ことに夢を抱くかもしれないが、もし夢のYouTuberになったとしても、毎日やる気満々でハッピーな生活が待っているわけではないのだ。

 今自分が送っている生活に、夢中になれることもやる気がわくこともないなんて、ちょっと考えてみれば当たり前のことである。
 学業や仕事、趣味に集中するのは、体力や気力を消費する。作業自体に面白みを感じない場合だってある。
 だから瞬間的にやる気のなさを感じるのは、別に不思議な話ではない。
 とは言え何にも取り組まないでいることは、相応のリスクを伴うことになる。学業や仕事であれば、金銭的な問題や社会的な評価に関係してくる。後々やりたいことを思いついたとき、これらが無いと自分の足を引っ張ることになる。

 いまいちやる気はわかないだろうが、最低限を目指してでもいいので、学業・仕事・趣味をだらだらこなして生きてみないか。
 やる気のなさや覇気のなさが顔から滲み出ることだってあろうが、堂々としていれば良いのだ。何も問題はない。
 無理してやる気を出そうと試みる方が、時には不健全な結果を招くことにもなりかねない。

 もちろんやる気が出たらとても良いことである。自然であれ。