会社員が書く雑記

雑記中心。気ままに書いてくよ

「10分」あれば何か好きなことに手が付けられる

 私は物事に長時間集中するのは苦手である。
 集中を要するものは、大抵すぐに「飽きた」とか「疲れた」と感じ、あまり長くは続けられない。その時間はせいぜい30分もあればいい方で、大体10分ぐらいが一つの区切りになる。
 長時間続けることができるのは、それほど集中力が要らず淡々と手を動かしていればいいものに限る。特に私が長時間取り組めるものは、作業ゲーやスマホゲームといったものに限られてしまう。

 昨日の夜は、買ったばかりの本を読み進めたかったのだが、風邪の症状がまだ完全に治っていなかったため、早めに床に就くことにした。冷えた寝室でだらだらと本を読んでいては、体調を悪化させてしまう可能性がある。
 そんな状態ではどうせ集中もできないのだから、朝の何処かで10分だけ確保し、その時間に集中して読めばいい。
 そう思い、潔く眠ることにした。

 今朝は非常に良い目覚めで早い時間に起床することができた、わけではなかった。いつもよりほんの10分だけ早く起きることができた。本を読む時間を確保することだけは忘れなかったようだ。
 どうせなら1時間早く起きれたらもっと読めたのに、と思ったが、そんな長い時間を集中し続けるのは不可能である。どうせ疲労と眠気に負け、二度寝するのがオチだ。
 そう思えば、10分だけ早く起きることができたのは上出来である。本当に必要な時間だけ捻出できたのだ。

 しかしいつもより10分だけ早く起きたとして、妻が慌ただしく家事をしている中、自分だけ優雅に読書などできない。であれば、早く家を出る方が得策である。何も企んでいないかのように、朝食を食べ、食器を片付け、出社の準備をする。
 てきぱきと手を動かすことができたので、予定通り10分早く家を出ることができた。

 ほんの少し早く家を出るだけで、道路を走る車の数は少なく、あまり混んではいなかった。すいすいと車を走らせ、普段よりも断然余裕を持って会社に着くことができた。

 駐車場の隅に車を停める。お気に入りの読書場所は車の中である。鞄から本を取り出し、シートを少し倒して読み始めた。
 "10分だけ"という制限が、逆に集中力を高める要因にもなった。だらだらと読み進めることもなく、ひとつひとつの言葉を丁寧に拾い、かつ一定の速度を維持しながら読むことができた。
 やっぱりこの時間は、誰にも邪魔されず没頭できるので良い。車の中というのも良い。自分の部屋のようなものである。

 10分あれば何か好きなことに手を付けられる。そう思えば、もう少し行動の幅が広がりそうである。
 30分や1時間はやっぱり長い。