会社員が書く雑記

雑記中心。気ままに書いてくよ

金くれよ

 会社員をしていれば最低限の生活は送れるようになっている。
 結婚前は子ども部屋おじさんとして生活をし金を貯めていたし、別に親から金を借りたりもせず給料から諸々の支払いを済ませることができていた。
 結婚後だって細々と貯金を積みながら生きられている。


 だけど何か趣味を継続しようと思うと、途端に金が足りない現実に直面する。趣味でなくても、好きな物を選ぼうとすれば金は足りない。結局限られた中から選ばざるを得ず、金銭的な不自由は常に感じるところだ。
 車は5年前に買った軽自動車に乗り続けている。パソコンは最低限Officeが動く10万円以下の物を使う。持っているカメラは型落ちの入門機だ。
 一番いい物を、とは言わないが、手にすることができる物のランクが低過ぎでは?


 さすがに不満が溜まってくるので、趣味(にしたい)カメラは少し背伸びをして最新モデルを手に入れようと画策している。

 上記のモデルは10万円以上する。なるほど、持っているパソコンよりも高いときた。
 確かに高級で購入するためには長期の貯金が必要であり、そこまでして必要な物なのかと疑問がわくかもしれない。
 しかし、低クラスの物で満足しようとするのはいい加減うんざりなのだ。


 現代社会は情報が溢れており、今自分が手にしている物が一体どの程度の価値があるのかについて簡単に知ることができてしまう。同時に段違いに高い性能の商品の情報も得ることで、例え頑張って手にした物でも、時が経つにつれ陳腐なものに見えてしまう。
 当然壊れたわけじゃないし、何が悪いわけでもないし、愛着はあるのだけど。
 何せスタートが「我慢して手に入る安い物を」というところで、いずれはもっと良い物に乗り換えるつもりだったのだ。最新の製品情報を得ることで、乗り換えたくなるまでの期間が少し短くなってしまうだけのことである。


 10万円あれば良い物は大体手に入る。私のようなしがない会社員にとって、10万円貯めるのにどれくらい時間がかかるだろう。給料やボーナスは家のことに使うためあてにできない。手元に残るのはいつも小遣いの1万円とちょっとなのだ。好きな物を買ったり飲みに出かけたりすることは気軽にできることではない。
 私のような低所得者層の暮らしなんて所詮そんなものである。最低限の暮らし&我慢だ。消費によって快感を得ることは叶わない。


 そんな苦しい生活をしていて、じゃあ何が楽しくて生きているのか。そんなこと簡単である。私たちは片方の手と股間を組み合わせるだけで快感を得る行為を最初から知っているのだから。